こんばんは。お疲れ様です。
どーしても、こーしても、
「長い」「つまらん」「色気がない」
になってしまうコーナーです。
前回はブタとヒトとの「異種移植」
にまつわる拒絶反応のことについて、
綴りました。そして、拒絶反応が
起きないように、遺伝子を編集する
みたいなところで、終わりました。
なので、今回はその遺伝子の編集について
綴ります。
今回もめっちゃハショるけど、
ついてきてね。
それと、変な(失礼)物質名が度々でてきますが、まぁ、そんなものもあるのか…
みたいに思っていただけたら、と思います。
前回、ブタの臓器をそのまま移植した場合、
ブタに含まれるα-Gal(前回の「夜空ノムコウ」参考)のことを、ヒトの体では、異物と
捉えてしまうので、臓器は壊れてしまう。
ということを綴りました。なので、
ブタのなかでα-Galを作る遺伝子を
破壊する必要があります。
残念ながら、その方法については、
よく分かりませんでした。その他2種類の
遺伝子も破壊しなければならないのですが、
まだ、研究機関的にも、未開発・秘密の
部分が多いのかもしれませんね。
ただ、遺伝情報中の任意の領域を切断できる、
「CRISPR-Cas9」という遺伝子改変ツール
お陰で、随分進化したみたいですね。
また、ブタとヒトの異種移植を通して、
不都合な反応が起きることを防ぐために、
遺伝子の編集の他にも、やらなければ
ならないことが、あるみたいです。
そのうちの一つとして、「CD47」という
物質には、ヒトの体がブタの臓器を、
ヒトの臓器だと"誤認"させる働きがあるため、
ヒトに合った臓器を作る過程で、
導入されるみたいです。
また、「Ho-1」には「アポトーシス」を
防ぐ効果があるみたいです。
「アポトーシス」とは、個体を
より良い状態に保つために、
細胞が"自死"するためにプログラムされた
細胞死のことです。
きっとね、「CD47」「Ho-1」とかの物質の
性質が明らかになるまでに、様々な
研究が行われたのだと思います。
そして、それが今に繋がって、ね。
ブタさんにも感謝ですが、
ネズミさんにもつくづく感謝
してるんですよ。
こういうトピックを綴るたびにね。
本当に長くなって、
しかもなんか分かりにくくて
ごめんなさい。
最後まで読んでくださって
ありがとうございます。
それではまた… 高倉 洋子

