こんばんは。お疲れ様です。
7月は七夕もあったのに
「長い」「つまらん」「色気がない」
のコーナー、やってますよ
(7月の恋文とかやればいいのにね…)。
7月は私の尊敬するグレゴール・メンデル氏
の誕生日があります(7/20です)。
なので、メンデル氏について、少し綴ります。
メンデル氏の最大の功績といえば、やはり
「メンデルの法則」の発見ですよね。
現在でもその考え方は変わることなく、
あらゆる場所で使われています
(今、教科書には優性・劣性ではなく顕性・
潜性って表記しているみたいですね)。
メンデル氏の実験・結果の凄い点は、
①実験の複雑さを軽減するために、
(丸・シワ・緑・黄など)明確な違いを示す
特徴だけに注目した。
②サンプル数の多さ。
メンデル氏の実験のなかには、一万以上の
エンドウ豆を使ったものもあったみたいです
③実験の結果を比率(数値)で示した。
メンデルと同じ頃、イギリスの自然科学者の
チャールズ・ダーウィン氏も、キンギョソウ
の花の交配の実験をしていました。
ダーウィン氏も似たような比率を観測した
みたいですが、それを"意味づけ"することは
できなかったみたいです。
ところが、メンデル氏のこの研究は、
1865年に発表されましたが、当時はほとんど
注目されず、メンデル氏の提案を受け止める人が現れるまで、100年ほどかかってしまいました。残念ながら、メンデル氏が亡くなってからでした。
何故でしょうか? それは、
①数学的に厳密だったこと。
当時は、観察に基づいた記述的な研究・
結果報告がメインであったため、数学的発想
が浸透されにくかった。
②発表した当時(19世紀の後半)は、
ダーウィン氏の進化論(自然淘汰説)が
大きな議論を呼んでいたこと。
メンデル氏の研究は、この進化論の流れ
とは別の視点であり、特に形質がどのように
伝わるかについて焦点をあてていました。
メンデル氏の説によれば、遺伝的特徴は、
一対の物理的な粒子の存在によって決まる
ということでした。
メンデル氏はこの粒子の正体をつきとめる
ことはできませんでしたが、それが
受け継がれる仕組みについては、とても正確に
説明しています。
なかでも重要なのは、こうした結論が、
エンドウ豆だけでなく、すべての有性生殖種に
当てはまることが、少しずつ明らかになって
いったことです。
そうそう、
「iPS 細胞を用いて、受精卵を
作ってもいいよ」って
条例がでたみたいですね。
もちろん様々な条件があるみたいですが…。
これだって大元はメンデル氏の法則から…。
ですからね。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
暑い日が続いております。
どうかご自愛を… 高倉 洋子

