前回の続きになります。
ガードン氏の「カエルちゃん」
ウィルムット氏の「ドリーちゃん」
(詳しくは前回の「夜空ノムコウ」
参考)が誕生したことは、
「再び受精卵」になるという能力の
一端は、卵子が持っているのではないか
という「仮説」を「仮説じゃなくね?」
みたいな感じにしました。
その後、山中伸弥教授(以下山中氏と記す)が、卵子を使わずに、体細胞に特定の遺伝子を導入することで、初期化を
実現できることを、2006年にマウスで、
2007年にはヒトで示しました。
言わずと知れたiPS 細胞の
作成の成功です。
これまで「細胞分化」のプログラムを
巻き戻すためには、あくまで卵という
環境の中に戻す必要がある。
と思われていたことを根底から覆し
ました。
けれども、
細胞は一旦分化されても「初期化」
できることを、確実に証明することに
なりました。
「ドリーちゃん」が誕生して
10年後、山中氏がiPS 細胞でノーベル賞を受賞するのは「カエルちゃん」が
誕生して、50年後のことになります。
iPS 細胞とクローンを誕生させた
細胞の違いは、iPS 細胞は
「人工多能性幹細胞」という細胞なのに対してクローン作成の細胞は
「全能性胚細胞」という細胞に分類されます(図1参考)。
※「人工多能性幹細胞」には
皮膚などの体細胞に特定のリプログラミング因子を導入することで、人工的に
作製される細胞。
※「全能性胚細胞」には
受精卵のみが持つ能力で全体を構成す るすべての細胞に分化できる細胞。
という特徴があります(※AI使用)。
これで、写真1の様に三人の偉人が
並んでいらっしゃる意味が
分かったかな? と思います。
ところで…。
時分の細胞から時分の臓器を作ることが可能になったことで、臓器提供のために
クローン人間を作らなくても
大丈夫になりました。
でもこれを機に
(あくまで私だけの感想ですが)
「ヒトがヒトを作る」
ことに抵抗がなくなりました…。
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
いかがでしたか?
感想、コメント(甘口希望)など
お待ちしております。
次回は…
ちょっと短い感じに納めたいな…と…。
高倉 洋子


















